まずは全体像をつかもう
やることはこの5つ。1個ずつ順番に進めれば大丈夫です。
1
2
3
4
5
uv を入れる
アドオン
MCP 登録
サーバー起動
動作確認
brew install uv
addon.py を
Blender に入れる
claude mcp add
blender
N キー →
port 9876
青い球が出たら
おめでとう!
1 uv を入れる brew install uv
2 アドオン addon.py を Blender に入れる
3 MCP 登録 claude mcp add blender
4 サーバー起動 N キー → port 9876
5 動作確認 青い球が出たら おめでとう!
3Dソフトに AI をつなぐなんて、むずかしそう…!
だいじょうぶ。コマンドは3つ貼り付けるだけ だよ。
つまずいても、そのつど声をかけるから安心して。
つなぐと、なにができるの?
ひとことで言うと、Claude Code が Blender の「もうひとりの操作担当」になります。
これまで Python が書ける人だけの特権だった自動化が、日本語で頼めるようになります。
ことばでシーンを作る
「Low-Poly の森を作って、湖と岩も置いて」みたいなざっくりした頼み方で、実際にメッシュができます。
読み解いてもらう
他人が組んだジオメトリノードを「なにしてるか要約して」でMarkdownにしてくれます。
面倒な一括処理
「全Meshを自動スムーズ30°に」「未使用マテリアル全削除」が、ひとことで終わります。
自分用アドオンを作る
オリジナルのボタンやパネルの雛形を書いてもらえます。Python 初心者でも自分の道具が持てます。
わたしのおすすめは 面倒な一括処理 ! 「未使用マテリアルぜんぶ消して」の一言で終わるの、ちょっと感動するよ。
つなぎ方は3つ。どれを選ぶ?
結論から言うと、Claude Code から使うなら真ん中の「blender-mcp」 です。このガイドもこれで進めます。
Anthropic 公式コネクタ Desktop 専用
安定していますが、使えるのは Claude Desktop アプリだけ。Blender 4.2 以上が必須です。
blender-mcp(コミュニティ製) ◎ これを使います
Claude Code から使えて、事例がいちばん多いルート。Blender 3.0 以上で動くので、古めの環境でも安心です。
自作のMCP実装 上級者向け
なんでも自由にできますが、自分で作る必要があります。まずは上の2つで慣れてからで十分です。
はじめる前の持ちもの確認
この4つが揃っていればスタートできます。ターミナルに貼り付けて確かめてみましょう。
ターミナルの開き方(Mac)
このガイドで何度か出てくる「ターミナル」は、
Mac に最初から入っているアプリです。入れる必要はありません。
⌘(command)+ スペース を押す
画面の中央に検索窓(Spotlight)が出ます。
ターミナル と打つ(terminal でもOK)
途中まで打てば候補に出てきます。
候補が選ばれた状態で Enter
黒っぽい画面が開いて、行の先に % のような記号が出ていれば成功です。
Finder から開くなら アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル 。
このあと何度も使うので、Dock に置いておくと楽です(開いている間に Dock のアイコンを右クリック →
オプション → Dock に追加 )。閉じるときは exit と打つか ⌘W です。
使い方はかんたん。いちばん下の行にコマンドを貼り付けて Enter 、それだけだよ。
このページのターミナルの枠は、右上の コピー ボタンで中身をまるごとコピーできるから、
ターミナルに ⌘V で貼り付けてね。
なお、このガイドでは行頭を $ と書いているけれど、
実際の画面では % になっていることが多いよ。どちらも「ここから打ってね」の目印で、
コピーボタンを使えば行頭の記号は入らない から気にしなくて大丈夫。
持ちものチェック
Claude Code にログイン済み claude --version でバージョンが出ればOK
Blender 3.0以上 4.2 LTS 以上がおすすめ。アプリケーションから起動できればOK
Python 3.10以上 python3 --version で確認。Mac に最初から入っているもので大丈夫
ターミナルは zsh echo $SHELL が /bin/zsh なら想定どおり(Mac の標準です)
ターミナル — まとめて確認
コピー
$ claude --version
$ python3 --version
$ echo $SHELL
まず uv という道具を入れます。Python のツールを一発で動かしてくれる係で、
このあと使う blender-mcp がこの子の上で動きます。1行貼り付けるだけ です。
Homebrew を使っている人
ターミナル — Homebrew で入れる コピー
$ brew install uv
Homebrew が入っていない人
ターミナル — Homebrew なしで入れる コピー
$ curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
こちらの方法だと ~/.local/bin に入ります。入れ終わったら
ターミナルをいったん閉じて開き直して ください。ここ、忘れがちです。
ターミナル — 入ったか確認 コピー
$ uv --version
$ uvx --version
あれ、command not found って出ちゃった…
だいたいはパスがまだ通ってないだけ 。
ターミナルを開き直すか、それでもダメなら下をコピーして貼り付けて、もう一度ためしてみて。
ターミナル — パスを通す(必要なときだけ) コピー
$ echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
$ source ~/.zshrc
Blender 側に「外から指示を受け取る窓口」をひとつ追加します。アドオンを入れるだけです。
まず addon.py を手に入れる
配布元は github.com/ahujasid/blender-mcp です。
ブラウザで落とすとファイル名が変わってしまうことがあるので、
ターミナルから取るのが確実です。
ターミナル — addon.py をダウンロード コピー
$ curl -L -o ~/Downloads/addon.py \
https://raw.githubusercontent.com/ahujasid/blender-mcp/main/addon.py
Blender に読み込む
Blender を起動する
メニューの Blender > 設定… (または Edit > Preferences)を開いて アドオン タブへ
右上の インストール… (4.2以降は「∨」から ディスクからインストール )を押す
さっきの addon.py を選ぶ
出てきた Interface: Blender MCP のチェックを入れる
チェックを入れ忘れる のが、いちばん多いつまずきポイント! インストールしただけだと動かないから、ここは指さし確認してね。
うまくいったサイン 🎉
3Dビューポートで N キー を押すと、右側に BlenderMCP というタブが増えています。
これが Claude Code とつながる窓口です。
こんどは Claude Code 側に「Blender と話せる口」を追加します。この1行だけ です。
ターミナル — MCPサーバーを登録 コピー
$ claude mcp add blender --transport stdio -- uvx blender-mcp
Claude Code — 登録できたときの画面
$ claude mcp add blender --transport stdio -- uvx blender-mcp
Added stdio MCP server blender to local config
File modified: /Users/あなた/.claude.json
こんなふうに Added stdio MCP server blender と出れば登録成功です。
-- より後ろが、実際に起動されるコマンドです。
さっき入れた uvx が blender-mcp を呼び出して、待機状態になります。
ターミナル — 登録できたか確認 コピー
$ claude mcp list
Claude Code — つながっているか確認
$ claude mcp list
Checking MCP server health...
blender : uvx blender-mcp - ✓ Connected
✓ Connected が緑で出たら OK。✗ Failed のときは Blender 側の準備がまだです。
うまくいったサイン 🎉
一覧に blender が出てくればOKです。
チームでリポジトリを共有してるなら、末尾に --scope project をつけると
そのフォルダの中でだけ 有効にできるよ。ひとりで使うなら気にしなくて大丈夫!
ここはボタンをひとつ押すだけ。ターミナルは使いません。
STEP3 までで Claude Code 側の準備は終わっているので、あとは Blender から
「つないでいいよ」の合図 を出すイメージです。
Blender を開いて、3Dビューポートの上で N キー を押す
画面の右側にサイドバーが出ます。もう出ている人はそのままでOK。
サイドバーの右端にタテ書きのタブが並ぶので、MCP for Blender をクリック
古いアドオンでは BlenderMCP という名前です。タブ自体が見当たらないときは、 STEP2 のチェックが外れています。
Connect to MCP server を押す
古いアドオンではボタン名が Start MCP Server 。呼び名が違うだけで、やることは同じです。
Blender — サイドバーの「MCP for Blender」タブ
MCP for Blender パネル。1はNキーで出るサイドバー、2はタブ、3は接続ボタン
1
Nキーで出る
サイドバー
2
このタブを
クリック
3
これを押す
押す前の状態。ランプは Not connected 、ポートは 9876 。
図の 1・2・3 は、上の手順の番号と同じです。
パネルの中身
Not connected / Connected … いまつながっているかのランプ。押したあと、ここが変わります
Port 9876 … Claude Code と話すための番号。変更しなくて大丈夫 です
Connect to MCP server … これがスイッチ本体
アセットライブラリ (Poly Haven/Sketchfab/Poly Pizza)… ネット上の3D素材やHDRIを取ってこられる機能。
使いたいものだけチェックを入れます。チェックなしでも MCP は動きます
AI Model Generation (Hyper3D Rodin/Tencent Hunyuan 3D)… 文章や画像から3Dモデルを作るサービス。
それぞれ別のアカウントが必要なので、最初は触らなくてOK
うまくいったサイン 🎉
ランプが Connected に変わり、ボタンが Disconnect from MCP server
(古いアドオンなら Stop MCP Server )に切り替わります。
これで Blender は localhost:9876 でスタンバイ状態です。
押したのに Not connected のままなんだけど…?
よくあるのはこの4つだよ。
① Claude Code が起動していない(つなぎ先は Claude Code 側から立ち上がります)
② STEP3 の claude mcp add がまだ
③ 別の Blender がもう 9876 を使っている
④ とりあえず Blender を再起動する。これでだいたい直ります
ひとつだけ約束。ポート 9876 は外に公開しちゃだめ だよ。
ファイアウォールの確認が出ても、外からの接続は「許可しない」でOK。
いよいよ最後。Blender を開いたまま、別のターミナルウィンドウ で claude を起動します。
ターミナル — Claude Code を起動 コピー
$ claude
Claude Code — 起動した直後の画面
✻ Welcome to Claude Code
/help for help, /status for your current setup
cwd: /Users/あなた/Documents
› ここに日本語で話しかけます
▶▶ auto mode on (shift+tab to cycle) · esc to interrupt
この › の行に日本語を打ちます。ターミナルのコマンドではなく、ふつうの文章 でOKです。
ひとつめ:シーンの中身を聞いてみる
Claude Code — 貼り付ける文 コピー
blender mcp を使って、いま開いている Blender シーンに含まれる
オブジェクトを一覧で教えてください。
Cube Camera Light といった名前が返ってきたら、
Claude Code が Blender を「見られている」 ということです。
Blender — 一覧を聞いたときの画面
こういう画面です。返ってきた Cube・Camera・Light は、ここに写っている3つのこと。
このときは読み取っているだけ なので、Blender の画面は何も変わりません。
ふたつめ:作ってもらう
Claude Code — 貼り付ける文 コピー
blender mcp で、原点に半径1の青いマテリアル付きの球体を作ってください。
名前は「Sphere_Blue」にしてください。
Claude Code — お願いしている最中の画面
› blender mcp で、原点に半径1の青いマテリアル付きの球体を作ってください。
▶ Creating a blue sphere at the origin
└ blender - execute_blender_code
· Sculpting… (14s · ↓ 1.8k tokens · esc to interrupt)
✓ Sphere_Blue を作成しました。青いマテリアルを割り当てています。
オレンジの行が いま Claude が考えていること 、その下の └ blender - … が実際に Blender を触っているところです。
Blender — 青い球体ができた画面
こうなればゴールです。原点に青い球体が増えて、左上の表示も
Collection | Sphere_Blue に変わっています。
たぶん最初からある Cube の中に隠れてる よ。
Cube は一辺2m、球は半径1m。ちょうどすっぽり収まっちゃうんだ。
Cube をクリックして X キー で消すか、右上のアウトライナーで目のアイコンを閉じてみて。
ビューポート右上のシェーディングをマテリアルプレビュー (右から2番目の球アイコン)にすると、色まで見えるよ。
ゴール 🎉
Blender の画面に、青い球体がふわっと現れます。ここまで来たらセットアップは完了です。
おつかれさまでした!
これが Claude Code とブレンダーがつながった証拠 だよ。
ここまで来たら、あとはなんでも頼んでみて!
Claude Code — はじめての確認ダイアログ
Blender MCP wants to run execute_blender_code
❯ 1. Yes
2. Yes, and don’t ask again this session
3. No, and tell Claude what to do differently (esc)
はじめてツールを使うときは「実行していい?」って確認が出るよ。
中身をちらっと見て、問題なければ許可してあげてね。
これで完成!おさらい
1. brew install uv で uv を入れる
2. addon.py を Blender に入れて、チェックを入れる
3. claude mcp add blender --transport stdio -- uvx blender-mcp
4. Blender で Start MCP Server を押す
5. 話しかけて、青い球体が出たらゴール
次にやるなら、まずは小さなテスト用ファイル で遊んでみるのがおすすめです。
いきなり本番の .blend に使うのではなく、Cube がひとつあるだけのファイルで
「こんなこともできるんだ」を集めていくと、安心して手が広がっていきます。
おつかれさま!ぜんぶできたね
ここまで来られたら、もう「AIと3Dをつなぐ人」だよ。
作業をお願いする前に、かならず .blend を保存 してね。
まとめて処理してもらうと元に戻せないことがあるから、そこだけ気をつけて。あとは自由に遊んでみて!
おまけ:クロードくんに全部やってもらう
ここまで手で進めてきましたが、じつは Claude Code に頼むだけ でも、ほとんどの工程は済みます。
2台目のMacに入れるときや、同僚に教えるときは、こちらのほうが早いです。
コマンドを打つところは、ぜんぶこっちでやるよ。
ただしボタンを押す操作だけはできない から、最後のひと押しはおねがい。
頼み方
ターミナルで claude を起動して、これを貼り付けるだけです。
Claude Code — 貼り付ける文 コピー
Mac に Blender MCP をセットアップして。
1. uv と Blender を Homebrew で入れる(すでに入っていればスキップ)
2. blender-mcp の addon.py を ~/Downloads に落とす
3. Blender にアドオンを入れて有効化する
4. claude mcp add blender --transport stdio -- uvx blender-mcp で登録する
実行する前に、何をするつもりか教えて。
最後の 「実行する前に、何をするつもりか教えて」 が大事です。
いきなり走り出さずに、やることの一覧を先に見せてもらえます。
こんなふうに進みます
Claude Code — おまかせセットアップ
› Mac に Blender MCP をセットアップして。…
▶ やることを確認します
1. brew install uv
2. brew install --cask blender
3. addon.py を ~/Downloads へ
4. アドオンを有効化
5. claude mcp add blender …
Bash (brew install uv) wants to run
❯ 1. Yes
2. Yes, and don’t ask again this session
✓ uv を入れました
✓ Blender を /Applications に入れました
✓ addon.py を ~/Downloads に保存しました
✓ アドオンを有効化しました
✓ blender を MCP サーバーとして登録しました
あとは Blender で Connect to MCP server を押してください。
コマンドごとに 「実行していい?」 の確認が出ます。
STEP5 で出てきたあのダイアログと同じものです。中身をちらっと見てから許可 してください。
知っておくこと
完全に放置はできません。 コマンドごとに許可を聞かれます。
「2. Yes, and don’t ask again this session」を選べば、そのセッション中は聞かれなくなります。
Connect to MCP server は押せません。 画面のボタンなので、STEP4 の操作だけは自分でやります。
登録が終わったら Claude Code を再起動 してください。終了して claude で起動し直せば、blender mcp が使えるようになります。
アドオンを入れる途中で Add-on not loaded: "addon" という行が出ることがあります。
これはエラーではありません 。そのあとに「インストールしました」「登録しました」と続いていれば成功です。
頼み方によって手順が多少変わります。毎回まったく同じ結果 にしたいときは、STEP1〜3 を手で進めるほうが確実です。
うまくいったサイン 🎉
Claude Code を起動し直して /mcp と打つと、一覧に blender が出ます。
あとは Blender を開いて Connect to MCP server を押すだけです。
どこまで進んだか聞いてみて。 「いまどこまでできてる?」と打てば教えてくれるよ。
アドオンのところでつまずいたら、STEP2 の手順で手で入れれば大丈夫 。
ほかのステップはもう終わっているから、そこだけやり直せばいいよ。